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パチンコ で 負け た MWCではサムスン電子がGalaxy S6、Galaxy S6 Edgeを発表して注目を浴びる中、ソニーは「Xperia Z4 tablet」「Xperia M4 Aqua」を披露したものの、フラグシップモデルの発表は見送った。経営体制を立て直す中、これまで年に2回、フラグシップモデルを投入していたが、今年は1機種に絞り込むのだろう。

この記事について

この記事は、毎週土曜日に配信されているメールマガジン「石川温のスマホ業界新聞」から、一部を転載したものです。今回の記事は2015年3月7日に配信されたものです。メールマガジン購読(月額525円)の申し込みはこちらから。

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 MWC会期中、朝、会場でベーグルをかじっていると、偶然にも昨年11月にソニーモバイルの社長に就任した十時裕樹氏に遭遇した。せっかくなので、直撃して、あれこれ聞いてみた。今回のMWCにおけるソニーモバイルについて、まず正直言って「物足りなさを感じた」というのを十時社長には最初に伝えた。

 すると十時社長は「今後、Xperiaをいかに尖らせた商品にしていくか、議論を進めている。スタートアップ的な商品開発を展開するなど新規事業も展開する」と語った。

 これまでは中国やアメリカなどに広げ、販売台数を稼ぐ戦略であったが、新体制では台数は追わず、製品の個性を強化する方向性に舵を切るようだ。もうひとつ、気になっていたのが、ソニー全体の体制だ。平井一夫CEOは「エレキを分社化している」と明言。これによって、「One Sony」という体制が薄まり、「Xperiaにソニーの技術やアセットがなくなっていくのではないか」という疑問を個人的に抱いていた。

 そんな質問をぶつけたところ、十時社長は「ソニーモバイル副社長には(一眼デジカメの)NEX、さらにソニー・コンピュータエンタテインメント出身者が就任しており、他の事業部との関係性はこれまで通りで変わらない。また、厚木の研究所にも通うなど、新しい可能性を模索している」ということだった。もともと、ソニーモバイル自体が分社化していることもあり、そういった心配は杞憂のようだ。十時社長になって、まだ4カ月弱だけに、すぐにこれまでのXperiaとは異なる新製品が出る、というわけにはいかなそうだ。

 サムスン電子の場合、GALAXY S5がデザイン的に大失敗したことで、反省し、いままでの経験を白紙に戻し、ゼロからスタートしたことで、Galaxy S6、Galaxy S6 Edgeでは飛躍的にデザイン性を高めることができた。その点、Xperiaはすでに完成度が高まったデザインであるために、なかなか手を入れて、改良するのは難しいかも知れない。

 しかし、日本市場に限ってみれば、2年前にはNTTドコモによる「ツートップ戦略」によって、「Xperia A」が大量に売れた。今年の夏以降はまさにツートップ戦略で購入したユーザーの2年縛りが切れるタイミングでもある。サムスン電子、ソニー共に、このツートップ戦略で購入したユーザーをいかに自社のスマホに乗り換えてもらうかが重要となる。

 ソニーの新製品は9月にドイツ・ベルリンで開催される欧州最大の家電展示会「IFA」を待たずにして発表されることが濃厚だ。ソニーには、あっと驚くような新製品を期待したい。

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